呼びかけ文

渡邊倫


合意って何?そんな直球な質問に僕はスッと答えられませんでした。

ややもすると、マジックワードのように使われてしまうような「合意」という言葉をもう一度考えてみたいと思ったのが、この機会を持ちたいと思ったきっかけです。

多様な価値観や利害を持った人が混在する社会で、人々が話し合い合意点を見つけながら(あるいは相違点を確認し合いながら)前に進む必要が生まれています。

ただ、「合意」という言葉が意味するもの必ずしもはっきりしていないような気がします。

「合意」とは、それぞれの利害が完全に一致し、皆が100%納得した場合に「合意」というのでしょうか。 それとも完全な利害の一致はありえないとすれば、どこまで一致できたら「合意」といえるのでしょうか。 きっと、そこの境界線は非常にあいまいで、まさにケースバイケースなのでしょう。

でも、ケースバイケースだからと言って、「合意」に対して不問にして考えることを止めてしまうのは違うような気もします。 例えば、誰かが一方的に不利益を被ったまま「合意した」という言葉が先行してしまってはいけません。 一つ確かなことは、常にクリティカルに「合意」について問い直す必要があるということだと僕は思います。 そして、クリティカルに問うためには、まず「合意」のバリエーションがあることを理解することがスタートだと思います。

それぞれがそれぞれの現場で模索している「合意」のあり方を共有して、自らが思う「合意」とは異なる「合意」のあり方があることを知ること、 そして自分が思う「合意」をブラッシュアップすることができたら素敵だなと思っています。

みなさんにとって、「合意」とは何ですか。 それぞれが思う「合意」をぶつけ合い、そのバリエーションを体感してみませんか? みなさんと一緒に「合意」のバリエーションを体感できたら嬉しいです。

ぜひいらしてください!お待ちしております。

渡邊倫


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